ハード面はもちろんのことソフト面も考慮する

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屋根、壁、床の色の決定と同時に、ぜひ行いたいのが強度関係のチェックです。上棟式は柱や梁の骨組みができあがり、屋根をつくって壁を貼るまえの段階ですから、榊造体を確認するにはもってこいの状態です。「確認申請図面」に基づきながら、筋違いの位置や、火打梁、ボルトなどの補強関係がどのように処理されているかを見ていきます。筋違いとは、柱と梁によって形成された長方形が、横揺れなどの水平加力を受けて変形するのを防ぐために、斜めに渡す木のこと。これは三角形の原理を応用したもので、明治時代以降に西洋建築が導入されてから採用されたものです。火打梁とは、各部屋の床梁や桁などのコーナーに、斜めに入れる木材のこと。二階床面の水平剛性を高めるとともに、木材の床組みの接合部を固める役割をもっています。そしてボルトなどの金物類は、たとえば、この接合部をとめるときなどに使用されています。地鎮祭のときに確認した基礎と同様、これらをチェックしなければ、これから自分たちが住む家が、地震や風圧などに耐えうる「強い家」だと安心することができないということを胆に銘じておいてください。上棟式後は、施主と一緒に工事現場で、もう一度前述の部分や電気の配線などを確認します。
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工事中のさまざまな確認事項は、ともすればハード面ばかりに気を取られがちになってしまいます。しかし、たとえばコンセントの位置などは、実際に生活をはじめたときの使い勝手も考慮しなければなりません。ですから、ソフト面にも着目しながら行う必要があります。