上棟式では部材の強度と仕上がりの色を確認

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周囲の風景や建物と比較して屋根や壁などの色を決定する
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地鎮祭が終わると、約1ヵ月ほどで上棟式になります。この間に基礎工噸があり、一方では、大工さんが木材の準備を整えています。ただし、この木材のチェックは技術的なことなので、建築家に任せておけばいいでしょう。上棟式は地鎮祭と並ぶ重要な儀式で、家を建てる際に柱や梁などの骨組みを組み立てていき、最後の棟木を最上部に上げ終わる日に行われるものです。だいたい夕方からはじまるので、そのまえに、屋根材・壁材・床材のサンプルを現場に持ち込んでおきます。そして、周囲の風策や建物と比較しながら、施主の家族に色などを確認してもらうことにしています。たとえば、屋根の色をグリーンと決めていても、両隣の家も同じだったときは、急遅変更して黒にしようということもあるのです。屋根や床貼りは、上棟後すぐ工事にかかる部分なので、迷ったとしてもなるべく早く決めたほうがいいでしょう。床にしても、思っていたよりも日が当たらず暗くなりそうなら、明るい色にする場合もあります。まえにも述べましたが、こういったチェックは事務所でも可能ですが、現場で行ったほうが都合がよく、施主も、「この家に実際に住むんだな」という実感がわくものなのです。また、開口部の大きさの確認も重要なポイントです。たとえば、図面上では十分だと思っていた窓でも、隣が総二階のため暗いのでもっと大きくしたいとか、反対に、隣から見えてしまうので小さくしたいとか、いろいろ出てくるので、私の事務所では、チェック後に開口建具を発注するようにしています。ハウスメーカーや一般業者は、着工まえに色や開口部など、すべてを決定してしまうので、注意が必要です。開口部については、どこを透明ガラスにして、どこを曇りガラスにするかといったことにも十分気をつかいたいものです。